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写真が発明される19世紀以前にも、光を平面に投影する試みは行われていた。

画家達は、16世紀頃には立体の風景を平面に投影するためにカメラ・オブスクラやカメラ・ルシダと呼ばれる装置を用い、その中に投影された像に似せて実景に似た絵を描いた。
これらの初期の「カメラ」は像を定着(写真用語の「定着」ではない)することはできず、単に壁に開いた開口部を通して暗くした部屋の壁に像を投影するだけのもの、つまり部屋を「大きなピンホールカメラにしたもの」だった。カメラ・オブスクラ とは暗い部屋といった意味である。

18世紀には、銀とチョークの混合物に光を当てると黒くなるというヨハン・ハインリッヒ・シュルツによる1724年の発見をはじめとして塩化銀やハロゲン化銀など銀化合物の一部は感光すると色が変わることが知られており遊戯などに用いられていたものの、これとカメラ・オブスクラなどを組み合わせる発想はなかった。

19世紀初めに、カメラ・オブスクラの映像と感光剤とを組み合わせ映像を定着させる写真の技術は、ほぼ同時に多数発明された。このとき美術は新古典主義とロマン主義の並存する時期であった。また、大勢誕生した中産階級によって肖像画の需要が高まっていた。そして、石版画の技術が新聞図版や複製画などに活用され、広まりつつあった。現存する世界最古の写真は、1825年にニセフォール・ニエプスが撮影したa man leading a horse(馬引く男)である。
現在ではデジタルカメラの液晶画面に依るインスタントプレビューが可能であり、高画質機種の解像度は高品質の35mmフィルムのそれを越えているとも言われるようになった。コンパクトデジタルカメラの価格は大幅に低下し、写真を撮ることはより容易になった。しかし、専らME・MFのカメラと白黒フィルムを使う撮影者にとって、1925年に35mmライカカメラが登場して以来、変わった点はほとんどないとも言える。
2004年1月、コダックは「2004年末をもって35mmリローダブルカメラの生産を打ち切る」と発表した。フィルム写真の終焉と受け止められたが、当時のコダックはフィルムカメラ市場での役割は小さなものであった。2006年1月、ニコンも同様にハイエンド機F6とローエンド機FM10を除いたフィルムカメラの生産を打ち切ると発表した。
同年5月25日、キヤノン(通称「キャノン」)は新しいフィルムSLRカメラの開発を中止すると発表したものの、販売するフィルムSLRが1機種になったのは2008年になってからであり、2004年1月のニコンの発表以降も4機種ものフィルムSLRを供給していた。35mmカメラおよびAPSコンパクトカメラの値段は下落してきた。恐らく、直接的なデジタルカメラとの競争と中古フィルムカメラ市場拡大が原因である。
 
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